ルイボスから作ったお茶が人気 前田 浩 著 文庫サイズ・48頁 まえがき —— 体にやさしいアフリカンパワー 「ルイボスティー」という新顔のお茶をご存じでしょうか? ルイボスティーは南アフリカ原産の「ルイボス」という植物で、学名がアスパラサス・リネアリスという豆科の植物が原料のお茶です。
今世紀初頭からヨーロッパなどでは知られていましたが、日本には十年ほど前に紹介されました。
このお茶にはカフェインが全く含まれていないのが一つの特徴で、そのため子どもからお年寄りまで安心して飲めます。
また、各種の必須ミネラルがバランスよく入っています。
それ以上に、このお茶の最大の特徴は、次の三点にあります。
(1)脂肪の酸化を抑えるはたらき「抗酸化作用」 (2)老化を促進する悪玉物「活性酸素」を取り去る働き「活性酸素消去除去作用=SOD作用」 (3)胃腸の弱い人にも胃に優しく、体調を整える作用。
これらの作用は、わが国の医学・農学・薬学の多くの研究機関の先生たちによって確認されています。
このことから、ルイボスティーの健康面への効用が期待されているところです。
ルイボス研究のため、南アフリカまで訪ねられた先生もおります。
残念ながら、わたくし自身は現地を訪れる機会はまだありませんが、この小冊子を通じてルイボスティーをより理解していただければ、研究者の一人としてうれしく思います。
目 次 —— 〈コラム〉ルイボスって何語? 第1章 ルイボスティーってどんなお茶 ・アフリカ原住民の伝統的常用茶 ・人工栽培に成功して普及 ・体にやさしいルイボスティーの有効成分 第2章 ガン・老化の予防に期待 ・増え続けるガン死亡率 ・発ガン抑制効果がある ・脂肪、鉄の摂りすぎは大腸ガンの危険因子 ・緑色野菜スープのガン予防 ・抗脂質ラジカル活性はガン化を抑制 ・ルイボスティーの発ガン予防 ・ガン化に「活性酸素」が関与 ・強力な抗酸化作用 ・老化や動脈硬化を促す「過酸化脂質」 ・運動後の疲労回復・二日酔いの疲労回復に 〈コラム〉ルイボスティーの用法 【ハート出版ふるさと文庫】アフリカのお茶ルイボスティー